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  あごがズレる原因

寝る姿勢とほおづえの他にも、日常生活の中であごのズレを生じる習慣がいくつかありますのでご紹介いたします。

むちうち症の牽引療法

交通事故などでこの治療を受けた事がある方も多いと思いま  す。これは顎を上方へ大きな力で牽引しますので、顎は必然的にずれます。この牽引療法は当たり前のように行なわれていますが、私が勉強している構造医学では、実は関節は引っ張ってはいけない事になっています。詳しくは述べませんが、関節は引っ張ると、逆に動きが悪くなります。特に頚椎を含めた脊柱は、細かい骨が集まって構成されていますので、その影響は大です。引っ張ると神経がぼやかされて、症状が軽くなったような感じがしますので、治っているような錯覚に陥ります。ちなみにどうでしょう。牽引を受けた直後は首がほとんど回らないのではないでしょうか。私は幸いまだ経験がありませんので、実感したわけではありませんが。

食事の時にテーブルに座る位置

特にテレビを見ながら食事をする習慣がある家庭(今はほとんどそうかもしれません)では正面の人はまだ良いのですが、左右に座っている人は、首や体をねじってテレビを見ることになります。常に一方向にねじっていると、それも1日数回、何年もにわたるとじわじわと顎がずれてきます。前述した寝る位置と同じで、ローテーションすることが理想です。もしくは、テレビを消して、会話を楽しみながら食事をするのがさらに理想的でしょう。

リラックスしている時の姿勢

私もそうですが、やはりリラックスする時はどうしても寝転ぶ場合が多いと思います。その時、真上を向いて寝る分には良いのですが、テレビを見たり本を読んだりする場合は、肩肘をついて頭を支える場合が多いと思います。当然、いつも同じ方向から押していると頭を含めて顎もずれてきます。

バッグやリュックをぶら下げる側

いつも同じ側の手や肩にぶら下げていませんか?説明するまでもなく、姿勢のずれの原因になりますので、顎はそれを補正しようとしてずれてきます。足を組む癖も、いつも同じ方向だと体がねじれます。

片側だけを主に使うスポーツ

特に器具を使うスポーツ(テニス、野球、ゴルフ、バトミントン、卓球などなど)は利き腕で使用する場合がほとんどだと思います。また、陸上のトラック種目やスケートは同じ方向に回りますので、カーブでは内側に体を傾ける事により、その姿勢を補正するため顎がずれてきます。今流行のスノーボードも横向きに乗って首を前に向けて滑りますので、ずれの原因になります。ちなみにスキーは左右対称に動きますのでOKです。

楽器演奏

管楽器はトランペットのように唇に押し付けたり、クラリネットのようにくわえたりしますので、その力の方向に顎をずらしやすいです。また、弦楽器のバイオリンなどは楽器を顎で保持しますので、顎に片側からの力がもろにかかります。尺八なども、あごに押し付けて演奏しますね。

くわえタバコ、パイプ、指しゃぶり

説明するまでもないでしょう。

歯の欠損や歯周病、虫歯などの放置

片側がみや歯の位置移動によるかみ合わせのずれが生じます。歯はじっとしているようですが、実は常に動いています。歯を削って型をとったまま放置して、しばらくたってセットに行っても入らなくなっていて再治療という場合も時々あります。ちなみに、インプラントは骨に直接着いていますので、その位置は変わりません。

テレビゲームをする姿勢

今の子どもはほとんどがテレビゲームをすると思います。そのときの姿勢を観察してみて下さい。猫背で下顎を前に突き出したような姿勢で行なっているのではないでしょうか。

歯科治療

高すぎたり低すぎる銀歯などを入れると、それが原因となって顎がずれます。多くの歯に治療をしている方は、微妙なずれが重なって大きなずれに発展している場合があります。また、普段我々は歯を作る場合は今のかみ合わせを参考に作っていくのですが、前述した様な生活習慣などから元々顎がずれている(私が見るとかなりの方がずれています)方は、当然今のかみ合わせで作っていけば、スタートの時点で既にずれているわけですからそれが自然と治る事はありません。上手な先生が治療すると、かみ合わせをきっちり作る事により。ずれた位置をより強固に固定してしまう場合もあり、歯は治ったものの全身の症状が悪化するという場合もあります。