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  歯の健康は全身の健康

国民医療費、特に老人医療費は年々増加の一途をたどっております。(実は、伸びているのは医科の方で、歯科はほとんど横ばいです)一方、少子化により医療費の負担をしている世代の数は、これから減る一方です。その結果、今のままでは保険医療制度がパンクしてしまうのは誰の目にも明らかでしょう。それを維持するためには、制度の改正と医療費の自己負担率の増加を行なうしかありません。

「健康で長生き」というのは誰にとっても理想でしょう。医学の進歩によりかなりの延命が可能になりました。その結果、日本は世界一の長寿を手に入れましたが、それが必ずしも健康を伴っているとは限りません。場合によっては辛い長生きもあるでしょう。もちろん、治る可能性がある場合は、最高の治療をほどこして欲しいと思うのが人情でしょうが、そうでない場合、ベッドの上で機械やチューブにつながれたまま延命される事が本人にとってどうなのかは意見の分かれる所でしょう。それに伴う高額な医療費も発生します。最近、尊厳死がよく話題に上るのも、うなずける所です。

いくつかの統計から、歯がしっかりしている人の医療費は、そうでない人に比べて約半分〜3分の1で済んでいるという結果が出ています。ここで注目していただきたいのは、歯科医療費だけでなく、全ての医療費が少なくて済んでいるということです。当然、その分健康な生活を送っていると考えられます。

これを見て、私は大変感銘を受けました。まさに「歯から始まる健康と長寿」です。これからやってくる少子高齢化社会の中で、自分の仕事が少しでも役に立てると思うとワクワクしてきます。動物は歯が無くなったらそこで寿命はつきます。それを考えると、人間も歯をなくすたびに生命力が弱っていくのは当然でしょう。まず、歯をなくさないためにはどうするか、また、不幸にして歯を失った場合もそれを補う治療の選択肢を人間はたくさん持っています。ぜひそれを皆さんに享受していただきたいと思います。そのためには皆さんにもっと歯科の事を知っていただきたいと思っております。今後も色々な情報を発信していきますので楽しみにしておいて下さい。

これからの社会保障制度を維持するためのキーワードは「歯の健康」かもしれません。