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  矯正抜歯について
歯の矯正をされている方はたくさんいらっしゃると思います。歯の大きさに対してそれが生えるべき顎の骨が小さいため、スペース不足で歯並びが悪くなります。その場所を作るため、抜歯をするケース(通常、上下の前から4番目の歯を抜きます)がよく見られます。

矯正専門の先生は、基本的に矯正以外の治療はされませんので、我々一般歯科に抜歯の依頼が来ます。

日頃、治療するのは虫歯や歯周病など何らかの疾患を抱えている歯ですので、躊躇なく治療に取り掛かるのですが、この矯正抜歯だけは、多くが、きれいで見るからに健康な歯を抜かなければいけません。特に小、中、高生の生えて間もない歯となると、治療に必要だと頭で重々わかっているのですが、どうしても罪の意識を感じてしまい、何度やっても慣れる事はありません。先日も高校生の女の子を抜きましたが、顔では笑っているものの、心の中では「ゴメン」と手を合わせてしまいました。別にミスをした訳ではないのですが・・・。こんな私は小心者でしょうか?

日頃、傷んだ歯を何とか長持ちさせようと四苦八苦していますので、健康な歯は輝いて見えます。他の歯で苦しんでいる人に移植でも出来ればいいのですが。(自分の歯を他の場所に移植するのは可能です)他の先生方は、どの様に感じられるのかお伺いしてみたいものです。

多少の歯並びのズレは個性のうちに入るのかもしれませんが、機能的に問題がある場合は矯正が必要です。その前に、便利さと軟食に慣れた現代の食習慣を少し逆行して、自然の素材を感じられるような咬みごたえのある食習慣を子供の頃から行なっていただくと、顎の発育をうながし、歯がきれいに並んで私のストレスも少なくなるのでしょう。